学力について

 大学の友人のMと初めてサシで飲んだ。彼は、現在試験を作成する会社で役員をしているのだが、現在の若い人の学力は深刻にまずいといっていた。

 今日の会食で得たへぇ度が高かった情報

  • 79年生まれが分水嶺で、それ以降は途端に学力が落ちる
  • 大学75%が全入で、大学の授業を受けるのに必要な高校2年生の国語力がない
  • 平均的な大学生よりも、某有名私立中学2年生の方が平均が高い

 そもそも、ゆとり教育の中で、授業数が減っている上に総合としてカリキュラムが決まっていないコマが8つあり、この内容が教員任せ。つまり、教員自身に考える力がない場合のリスクを子供に押し付けている。(サラリーマン感覚で聖職についたような)今の教員のレベルなら、もしかしたらカリキュラム漬けのほうがいいかもしれない。さもなければ、小学校の教員も最低マスターを持っている人間をあてる、とか。結論として、今後は就職学生は大学から採用してもしかたがない。むしろ、高卒でもいいのではないだろうか・・・(笑)

 あと、TOEFLTOEICで有名なETSも中国では、日本の某会社に負けているそうで、新しい市場では色々と可能性があるもんだ。

 「計測できないものは、管理できない」という言葉があるが、現在、試験の作り方が難易度をそろえる工夫がされていないため、センター試験ですら問題の難しさが一定じゃないそうで、「毎年平均点を比べても意味がない状況」だそうだ。どの教科がどの程度弱くなっているのかが正確にわからないため、何をどう変えたらいいかも判断ができない状況とのこと。オイオイ、大丈夫か?日本の教育。

 その他、印象に残った言葉をメモしておく。

竹中平蔵さんが経済学の授業で最初にいった言葉
経済に正解はない。全ての政策いい面・悪い面があるから・・・
佐藤雅彦
(CMは)ルール+スパイス(観念+情緒の漱石に繋がるなぁ、と感心)

PS Mが知り合いの会社の社外役員をしていた。世の中狭いなぁ〜