フラーがぼくたちに話したこと

 「フラーがぼくたちに話したこと」を読んでいる。兄貴筋のN國さんに薦められていたが、絶版でなかなか入手できなかったものが、ようやくamazon.co.jpマーケットプレイスで購入ができた。改めて、感想は書くつもりなのだがとにかくいい。
 後に20世紀のダ・ヴィンチといわれたリチャード・バックミンスター・フラーが、32歳の時点(今のボクの年齢というのがまた象徴的だ!)で人生に失敗したと考えて入水自殺まで考えていたこと。そのギリギリポイントから戻ってくる時の「気づき」が凄い。

突然バッキーは、彼の苦痛のほとんどが、自分自身ではそう感じたり直観したりしていないのに、ただ他人が信じろということを信じようとしたことから生まれてきたものであることを理解した。

このくだりは、鳥肌が立つ思いで読んだ。フラーはここから自分の人生を回復していく。この本を僕は、今ゾクゾクしながら読み進めている。この考え、つまり自分で直観していない人生を歩むことが生み出すものは不幸やゆがみであるという事は、非常に普遍的なのではないかと思う。読後に改めて書く