祝!楽天イーグルス

 三木谷さん、おめでとうございます。
日本の球団によい刺激を与えるすばらしいチームを期待しています。

 ニュースでスポットライトを浴びる三木谷さんをみて、以前、楽天に誘われた時のことを思い出しました。あのタイミングで参加すれば一定の成功を収めることができるのはわかっていました。というよりも、三木谷さんが成功されるであろうことは、初めてお会いした時から予感していました。
 でも、一緒にやる選択肢は選べなかったです。まぁ、僕自身に計算高く大人になれないところもあったのでしょうが、最大の理由は、やはりその時点で「楽天は三木谷さんの会社」ということは決まっており、それ以上でもそれ以下でもない会社として確立した感がありました。

 三木谷さんは、ローマ帝国のような大版図を拡げられるのでしょう。でも、僕は僕で実現したい組織があります。それは、帝国ではなく、一人一人が悩み考えながらも、ゆるく連帯して世界に広がっている、ユダヤ人や華僑のようなネットワークです。
 今日、ニュースをみて、改めてあの時を思い出し、何が僕の決断を妨げたかを知りました。僕は今32歳、三木谷さんが楽天を起業された年齢にいます。追いつけるとは思いませんし、道が違うのだから追いつこうとも思いません。
 でも、いつもその背中から目を切らないようにして、がんばろうと思います。